6月4日(日)虫の日は、心配されたお天気も回復して予定通り、はちみつランチ会特別編として花背大悲山へ日本一樹高の高い三本杉目指して皆様とトレッキングしてきました。
今回は、法然院森のセンター様のご協力無くして実現不可能な企画でした。すごいところです・・
今回は、マイクロバス(左)なので乗ってる方は楽ちんですが、ドライバーさん曰く走りたくない道だそうで・・確かに鞍馬街道を進むと、道幅がぐっと狭くなります。京都府道38号線(おっと!38ミツバチではありませんか!)は、1日に2往復ですが京都バスが走っていてバスのフアンには人気の路線とか。
駐車場に到着後、ふと見ると早速丸洞のニホンミツバチ巣箱発見!残念ながら空箱です。その後も空箱ですが巣箱をいくつか見つけました。花背で重箱式巣箱で養蜂を15年続けていらっしゃると言う方を1人だけ存じ上げますが、その方曰く昔は丸洞や角洞を使った養蜂が盛んだったそうです。
トレッキング開始!珍しいお花の数々を森のセンター長の久山様が丁寧にご説明くださるので皆さん熱心に植物の撮影やメモを取っておられました。ウツギなどの蜜源植物や市内では見かけないクリンソウもそこかしこ満開です!
ただ、足元は要注意!さっそくヤマビルみっけ・・
峰定寺に到着。仁王門前にあるコウヤマキは、養蜂家目線で分蜂誘導版に見えたりして・・
12世紀に開創された修験道の山岳寺院なので、単なる観光客とかは寄せ付けないような荘厳な佇まいです。峰定寺さんの詳しくは、こちら。
林道の側を流れる寺谷川は、どこを切り取っても絵になります。ご参加の方が、「奥入瀬渓流みたい」と、仰っていました。
大文字山でも見なくなったクリンソウもあちこちで群生しています。
そして、お待ちかねのはちみつランチ会!!
今回は、ご近所のミルポアさんにお願いしました。ミルポアさんの詳しくは、こちら。
使っていただいた蜂蜜は・・・
・キャロットラペ・・・北海道産しな
・ハニーマスタードのポテトサラダ・・岐阜県産もちもちの蜜
・スパニッシュオムレツ・・京都産ニホンミツバチの蜂蜜
・塩唐揚げ&フランスパン・・9種類の蜂蜜の中からお好みでトッピングして頂きました。
おかげさまで、「これからお料理にも使ってみるね〜」と、嬉しいお言葉も頂戴しました。
今回も、いつも大文字山はちみつランチ会でお世話になっている山岳ガイドの松本様にご同行いただきました。超心強いです!!
ランチをご堪能いただいた後は、いよいよ三本杉を目指します!
途中まだまだお花は見つかります。これは、スティックの方向にホウノキ(蜜原植物)が咲いていました。
おっと、熊さんに見つかりませんように・・・
三本杉に到着!!その昔、峰定寺で働く人々は、三本杉のある僧都谷のさらに奥のなめら谷に住んでおられ(実際見ましたが、それは山深いところです)その人々や花背の集落の人々によって三本杉は御神木として守ってこられたのだそうです。
そして、引き返して山村都市交流の森のセミナー室で、はちみつの試食会も兼ねてミツバチのレクチャーを少しお話しさせて頂きました。皆様、お疲れ様でした!
帰路の途中、ちょっと嬉しい寄り道をしてくださいました。
そこは杜若(かきつばた)という名前のバス停があり、さらにその近く に杜若という名字の茅葺のお家があり、そのお家の庭の道路沿いに 見事にかきつばたが群生して花を咲かせていました!ここにも深〜い歴史ありですね。
花背はそんなに遠くはないのですが、京都に住んでいてもなかなか行く機会がなく(花背も京都市左京区です)、今回のイベントでは花背の興味深い生き物の生態や植物の美しさを実感できました。その反面、荒廃した山林の姿から自然の厳しさも学ばせて頂きました。今回も養蜂家さんを始め、ご協力いただきました皆様には心より感謝申し上げます。
そして、今回のイベントに遠方からもたくさんご参加くださり、本当にありがとうございました!!
次回の企画もお楽しみになさってください。(^_^)v
花背の松上げが開催される広場です。